【宝塚記念】サトノダイヤモンド、3頭併せで好反応!

スポーツ報知
ルメールの指示通りに直線で鋭く伸びたサトノダイヤモンド(右)

◆宝塚記念追い切り(6月20日・栗東トレセン)

 サトノダイヤモンドはルメールを背に、CWコースで3頭併せ。2番手でスタートし、4コーナーで先導役として外を回ったシロニイ(4歳1000万)をかわして先頭に立つと、後方から内に潜り込んだクライムメジャー(4歳1000万)と馬体を並べて直線へ。ラスト1ハロンで鞍上のゴーサインが出ると、ストライドを伸ばし、首ほど前に出てゴールした。

 「いい頃は3頭併せは最後方から行ったが、最近は自分から動かない面があるので真ん中から。その効果か、反応がよかった」と池江調教師は納得の表情。この中間に導入した坂路追いについても「いい刺激になって、気持ちが乗ってきた」と一定の成果を口にした。

 3歳時に菊花賞と有馬記念を制覇したが、昨年の阪神大賞典を最後に1年3か月もの間、勝利がない。絶好調時のすごみを知るだけに「抜群という訳ではないが、悪くはない」とトレーナーの歯切れはよくないが、自身は夏のグランプリで過去3勝と実績を残している。「気持ちと体がリンクする部分がいい方向に向かえば、いい走りが戻ると思う」と池江師。懸命な試行錯誤を実らせ、ファン投票1位に応える完全復活を果たす。(吉村 達)

<ルメール騎手「フットワークとても良い>

 ―サトノダイヤモンドの最終追い切りに騎乗した感触は?

 「リードホース(先行馬)のペースが遅かったので、4コーナーでハミを取って加速した。そこがいいポイントだった。直線の反応やフットワークもとても良くて、いい追い切りになった」

 ―舞台は阪神の内回り2200メートル。

 「長くいい脚を使うタイプで外回りの方がいいが、京都でも阪神でも内回りで勝っているので心配ない。距離はピッタリ」

 ―道悪の適性は?

 「大きな馬。重い馬場になると走るのが難しくなる。ちょっと心配」

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