来年の夏競馬、500万下は「1勝クラス」に JRAが競走条件の呼称を変更

スポーツ報知
500万下は「1勝クラス」に名称変更

 JRAは6月25日、2018年度第1回定例記者会見を大阪市内で行い、来年の夏期競馬から降級制度を廃止することに伴う競走条件の呼称変更を発表した。

 19年の夏期競馬から、4歳夏に平地競走の収得賞金が半分になる現行の「降級制度」が廃止されるため、同時期から呼称を変更。現在の「500万円以下」を「1勝クラス」、「1000万円以下」を「2勝クラス」、「1600万円以下」を「3勝クラス」と表記することが決まった。新しい呼称へのスムーズな移行のため、当面の間は現行の表記も併記。また新馬、未勝利、オープンは現行通りとなる。

 競走部番組企画室の高松知之企画課長によると、以前から現行の呼称に分かりにくさがあることが議題となっていたが、ファンに長く定着してきており、また適切な表現が見当たらず変更には至らなかったという。

 「今回のクラス編成変更の目的のひとつが、お客様に分かりやすいものにすること。それに伴い、呼称も変えようということになりました。初心者にも分かりやすい呼称がいいということで、シンプルな形になりました」と高松企画課長。ほかの案として星の数やABC表記などが挙がったが、抽象的な印象をぬぐえないことから、分かりやすさを最優先に決めた。

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