米ペガサスワールドCに芝G1新設!日本調教馬の海外G1新たな選択肢になるか

スポーツ報知
アロゲート(右端)が勝った第1回ペガサスワールドC。来年は同じ日に芝のG1が新設される

 競馬の2018年の世界最高賞金レース、米国G1のペガサスワールドCに来年、芝のレースが新設されることが18日、分かった。

 レース名はペガサスワールドCターフインビテーショナルとなるもようで、来年1月26日、ガルフストリームパーク競馬場の芝1900メートルが舞台となる。総賞金は700万ドル(約7億7000万円)で、1着賞金は300万ドル(約3億3000万円)となる見込みだ。

 ペガサスワールドCは通常の登録料より高額で出走枠を販売するのが特徴。ダート1800メートルでのダートG1では過去2回は、これにプレミアをつけて転売することも可能だった。新設の芝のG1の出走料は、来年から半額に引き下げられるダートと同じ50万ドル(約5500万円)に設定される。また、芝、ダートの両方を優勝したオーナーには特別ボーナスが付与されるプランもあるという。

 主催者は、オフシーズンとなる欧州をはじめ、世界各国からの参戦を呼びかける。レース名通り、海外から招待されるプランも検討される。日本では年末の有馬記念から4月の大阪杯まで芝の中長距離G1はなく、空白の時間。ドバイ国際競走までの2か月という間隔を考えても、日本調教馬の海外G1の新たな選択肢となる可能性は十分だ。

 ◆ペガサスワールドC 17年に創設されたアメリカのG1。1月の最終土曜日にガルフストリームパーク競馬場のダート1800メートルで行われる。12頭の出走枠は1枠100万ドル(約1億1000万円)で販売され、その合計1200万ドルに、第2回の今年は主催者が430万ドルを拠出し、賞金総額は世界最高の1630万ドル(約17億9300万円)となった。1着賞金は700万ドル(約7億7000万円)も今年の世界最高額。来年は出走枠は従来の半額の50万ドルとなり、1着賞金は400万ドル(約4億4000万円)となるもよう。すでに来年の1着賞金を120万ドル増の720万ドル(約7億9200万円)にすると発表したドバイワールドCにトップの座を明け渡すことになる。

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