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ジャパネット創業者・高田明氏も「確信」…起こせ長崎旋風

2018年3月1日16時0分  スポーツ報知
  • 長崎イレブンをピッチに送り出す高田明社長(左はベン・ハロラン)

 2月23日金曜日、2018年Jリーグが開幕した。W杯開催年に沸くサッカー界。24日に行われた湘南―長崎は、昇格組対決として注目を集めた。昨年4月、長崎の社長に就任したジャパネットたかた創業者・高田明氏(69)も観戦。惜しくも敗れたが「今日の試合は34分の1ですから。戦えると確信しました」と力強かった。この日の報道数は108社176人。昨年J2ホーム開幕戦の58社101人と比べると、注目度の差は歴然。そして、数字以上の盛り上がりがあったように思う。

 高田社長は、あの日の会場内で一番の有名人だったように感じた。試合開始の数分前まで記念撮影に応じるサービスぶり。長崎サポーターがいるスタンドに向かって歩き出すと、それを追ってカメラマンや記者も一斉に走った。言い過ぎかもしれないが、まるで陸上男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルトが16年リオ五輪で金メダルを獲得したときのように見えた。拡声機で応援を呼びかけると、サポーターは大きな拍手で応えた。「マイク持ってしゃべるのは苦手なんですけども。一声二声出さないと申し訳ないと、ついつい感謝の思いが出ました。いやぁ、『2万9800円!金利負担!』(ジャパネットたかたのテレビCM)とは違いますね」。ユーモアたっぷりの“タカタ節”に、自然と笑顔になってしまった。

 先日、サッカー番組にDF高杉亮太(34)が出演したときのことだ。パワースポットがある人、との問いに「高田社長です」と即答。確かに、試合後の取材でそう感じた。質疑が一段落すると、高田社長は「みなさん、もういいんですか? でも本当にご苦労さまです。ぜひ長崎にも来て下さい」。報道陣へのサービス精神に加え、気遣いも忘れない。また話を聞きたい。そう思わせてくれるポジティブパワーにあふれていた。

 「34分の1でございますよ」。高田社長が言うように、初めての“ゼイワン(J1)”(高田社長の口ぐせ)の舞台は始まったばかりだ。次節・ホーム開幕戦は鳥栖との九州ダービー(3日)。これからの長崎旋風に期待したい。(記者コラム・小又 風花)

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