原口元気、心臓病と闘う11歳少年ファンにゴールで勇気贈る…7日シリア戦

2017年6月7日6時0分  スポーツ報知
  • ダッシュする(左から)原口、岡崎、浅野、香川、本田、宇佐美、乾(カメラ・相川 和寛)

 ◆キリンチャレンジカップ2017 日本―シリア(7日・東京スタジアム)

 日本代表は7日、ロシアW杯最終予選イラク戦(13日・テヘラン)に向けたテストとなる親善試合のシリア戦に挑む。6日は会場の東京スタジアムで最終調整。FW原口元気(26)=ヘルタ=はゴールを奪い、自身のファンで心臓病と闘う子供に勇気を贈る覚悟だ。

 夕暮れ近づく東京スタジアムで、原口の眼光が鋭くなった。最終予選のイラク戦を想定したシリア戦の前日練習を精力的に取り組んだ。左FWでの先発が確実。自身のコンディションや味方とのコンビネーションをチェックし、万全の態勢を整えた。

 「イラク戦が一番大事なのはもちろんです。そこに向け、いいイメージを持ち、いい準備になるようなシリア戦にしたい。たくさんのサポーターが来てくれる。安心してイラク戦を見てもらえるようなゲームにしたいです」

 昨年は最終予選で日本人初の4試合連続得点を決めるなど、一躍ハリル・ジャパンのエース格になった。しかし、3月23日の同予選・UAE戦(2〇0)と28日のタイ戦(4〇0)は守備でこそ貢献したものの得点は奪えなかった。「ここ2試合取れていないので取りたいです」。シリア戦、そしてイラク戦でのゴールを誓った。

 原口の大ファンだという埼玉・新座市の菊地秋也くん(11)が難病の「拘束型心筋症」と闘い、米国で心臓移植手術を受けるための費用(1億2700万円)の募金活動が「秋也くんを救う会」を中心に行われていることを知った。容体は急変する可能性もあり、懸命の活動が続いている。原口は自身のツイッターでも紹介した。

 この日の練習後には「会いに行こうと思っています」と、イラク戦を終えて帰国した後に秋也くんを見舞うプランを明かした。イラクに勝てばロシアW杯の出場権獲得に王手がかかる。自身のゴールで勝利をもぎ取る思いは強い。秋也くんに勇気を届けるためにも、仮想・イラクとなるシリア戦は内容と結果にこだわる。(羽田 智之)

 ◆サッカー界の主な難病支援

 ▼吉田麻也 先天的な病で様々な病気を併発した少年と11年から交流。ユニホームやサッカーボールを贈った

 ▼田中マルクス闘莉王 肝臓がんの一種に苦しみ、手術が必要だった13歳の少年を救う会を12年に立ち上げ寄付を募った

 ▼大久保嘉人 16年4月の鳥栖戦でJ1歴代最多得点を決めた際、難病に苦しむ友人へのメッセージ入りTシャツを着てエールを送った

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