【U21】GK波多野“香川流足技”で抑える

スポーツ報知
練習中に好セーブを見せるGK波多野(後方は小島)

 【江陰(中国)15日=井上信太郎】U―21日本代表GK波多野豪(19)が“香川流足技”で守護神の座を狙う。すでに1次リーグ突破を決めた森保一監督(49)は、前節のタイ戦から先発11人を変更する大胆布陣で16日の北朝鮮戦に臨むことを決断。初先発が濃厚となった197センチの長身GKは「やっと出番が来たという感じですね。結果を出して監督の信頼を得たい」と意気込んだ。

 昨年末に同じ事務所の日本代表MF香川真司から誘われ、千葉県内で3日間ともに練習を行った。シュートを受けるだけでなくパス練習や体幹トレにも参加。連日2部練のハードなメニューをこなした。「生で世界最高級のボールタッチを見ることができました。シュートを打つタイミングも違いますし、本当に勉強になりました」と喜んだ。

 森保ジャパンではGKも攻撃の組み立てへの参加が求められる。「すぐにパスを出せるように、ボールを置く位置などタッチは意識しています」と香川仕込みの足技を実践している。「中国で頑張ってこいよ」とエールを送ってくれた先輩へ、プレーで恩返しする。

 ◆波多野 豪(はたの・ごう)1998年5月25日、東京・武蔵村山市生まれ。19歳。武蔵村山FCでサッカーを始め、2011年にF東京U―15むさしに入団。F東京U―18を経て17年からトップチームに昇格し、J3で15試合に出場した。世代別代表では17年U―20W杯(韓国)でメンバー入り。197センチ、87キロ。独身。

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