ロシアW杯に現地参戦!サポ説明会に100人強「30日間、会社に休みをもらいました」

スポーツ報知
ブラジルW杯1次リーグ第2戦ギリシャ戦の前日に行われたブラジル人サポーター対日本人サポーターのビーチサッカー対決(サポーター提供)

 6月開幕のロシアW杯に向けた随時企画「アレ・ル・ニッポン!」。今回は現地に乗り込む日本代表サポーターに焦点を当てた。サポーター有志が28日、都内で100人規模のロシアW杯説明会を行い、観戦チケットの入手方法や、現地の様子などを伝えた。主催者の村上アシシさん(40)は「ロシアで日本代表を応援しましょう」と訴えた。(構成・岡島 智哉)

 村上さん主催のロシアW杯説明会は、この日が3度目。いずれも満席の大盛況だ。コツコツ貯金してきたという大学生や、2歳児との参戦を画策する女性の姿も。「埼玉スタジアムで行われる最終予選よりも、本大会の方がチケットを取りやすいですから」と笑う常連サポーターもいた。最終予選参加者の7割は過去にW杯観戦経験のあるリピーター。それだけW杯の魅力にはまる人が多いと言える。

 「世界最高峰の舞台でのFIFAアンセム、君が代は鳥肌もの。ぜひ体感してほしい」と村上さん。旅行会社のツアーに参加することも可能だが、費用が割高になり、仕事に合わせた出入国が難しい。村上さんは個人手配での参加を推奨する。

 ◆説明会の主な議事録

 ▽観戦チケットの買い方

 FIFA公式サイトから購入可能。1次リーグ(L)の組み合わせ決定前に行われた第1回販売期間「Phase(フェーズ)1」は終了したが、「Phase2」の抽選申し込みは日本時間31日午後6時まで。日本の1次L3試合も対象。以降は残数次第で追加募集が行われる可能性もある。

 ▽移動手段

 モスクワへの直行便は30日現在で往復10万円前後で空席あり。初戦のコロンビア戦が行われるサランスクへは、モスクワから無料寝台列車が運行される予定。セネガル戦のエカテリンブルク、ポーランド戦のボルゴグラードはモスクワから直行便があり、いずれも30日現在で片道1万円前後と格安だ。

 ▽ビザの取得

 日本人は観光ビザ取得が義務づけられているが、W杯期間は例外。ビザなしで入国できる。ただし、観戦チケット購入後に入手可能な「FAN ID」が必要。これがあれば試合日の公共交通機関が全て無料になる。

 参加した30代の男性は「ブラジル大会は現地で1試合だけしか見られなかった。今でも後悔している。今回は30日間、会社に休みをもらいました」と胸を張り、50代の主婦は「仕事の都合で1試合だけですが、初めてW杯を見に行きます。日本代表をサポートしたい一心で、1人で行くつもりです」と語った。宿泊施設情報や会場へのアクセスなど、その他のW杯関連情報の詳細は村上さんが運営する、フェイスブックの承認制グループ「ロシアW杯現地観戦コミュニティ」で公開されている。4か月半後に迫った4年に1度の大舞台。サポーターも着々と準備を整えている。

サッカー

×