中島翔哉、欧州遠征で代表初招集も 左サイドのオプションに

スポーツ報知
川崎・湘南戦を視察に訪れたハリルホジッチ監督

 ハリルホジッチ監督が2日、3月にベルギーで行われる親善試合(23日・マリ戦、27日・ウクライナ戦)で、ポルトガル1部ポルティモネンセのFW中島翔哉(23)を初招集する可能性を示唆した。欧州組視察と休暇を終えて、約2か月ぶりに再来日。リーグ戦9得点の中島について、「面白い試合をしている。瞬発力があり、活発にプレーして相手を抜き去る選手は多くない」と評価した。

 3月中旬の代表発表に向けて、今年に入り代表スタッフが2回直接チェックしており、来週末にも視察する予定。中島が主戦場とする左FWは原口元気(デュッセルドルフ)、乾貴士(エイバル)が常連組だが、原口が脳震とうの影響で直近3試合を欠場中。「我々は前線の左サイドであまりオプションがない」と、中島に強い興味を示している。

 一方で左膝負傷のDF吉田麻也(サウサンプトン)、出場機会のないFW浅野拓磨(シュツットガルト)、MF井手口陽介(レオネサ)らについては、「W杯の準備という意味では理想的ではない」と表情を曇らせ、5月予定のW杯メンバー発表前最後の親善試合となるベルギー遠征について、「できるだけ多くの選手を見たい」と、不測の事態に備えて多めに招集することも示唆した。W杯まで約3か月。「選手にはサムライの魂を見せてもらいたいし、私も見せたい」と、気持ちを高ぶらせた。(斎藤 成俊)

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