【北澤豪代表チェック】局面打開しゴールまで行ける

スポーツ報知
ベルギー遠征の日本代表のポジション

 日本サッカー協会は15日、ベルギーで行われる国際親善試合マリ戦、ウクライナ戦に臨む日本代表メンバー26人を発表した。

 今回選出されたメンバーは、ある程度は想定通り。けがでDF吉田が外れたが、現時点で所属チームでの出場時間が多く、調子が良い選手を選んだ印象だ。

 本田は11月に代表から外れたが、メキシコで好調をキープしていた。ボールキープ力があり、監督の求めるサッカーに順応する能力もある。ただ今回、結果を残せるかどうかが重要になると思う。

 初招集となった中島は一人で局面を打開できて、ゴールまで持っていける選手。後は監督が求める規律やチームとしての戦い方ができるかどうか。

 エイバルのMF乾と、ACLとJリーグの両方で得点に絡む活躍を見せている柏FW伊東が選出されなかったのは残念。乾は好調をキープしているだけでなく、守備力も上がっている。運動量も豊富な選手だし、選んでほしかった。けがで出場機会を減らしたレスターFW岡崎は選ばれなかったが、監督の構想には入っていると思う。

 初招集の中島をはじめ、現時点でのレギュラーを脅かす選手が出てくるかどうか。そういう選手が出てこないと、チーム力は上がらない。今回、選ばれた選手が結果を残せるかどうか、楽しみにしたい。(スポーツ報知評論家)

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