【なでしこ】川澄、２年ぶり代表復帰で帰国「まさかこのタイミングで」

　サッカー女子日本代表、なでしこジャパンのＦＷ川澄奈穂美（３２）＝シアトル・レイン＝が２６日、成田空港に帰国した。

　出場権を逃したリオ五輪最終予選の１６年３月以来、２年ぶりの代表復帰。「まさかこのタイミングで、と驚きました。Ｗ杯本戦に出場したい、優勝したい気持ちはあるが、まずはアジア杯に全てを懸けたい」と気を引き締めた。高倉麻子監督（４９）就任後、初めて招集され「自然体の自分を評価してもらえていると思う。（最年長という）年齢はあまり気にしていないし、一人のなでしこのチームメートとしてなじめたら」と笑顔を見せた。

　１９日に都内で行われた代表発表会見で、高倉監督が「若い選手中心で取り組んできた中、ゴールへ向かう気持ちの物足りなさがあった。川澄選手は経験、勝負強さに大きな期待を持っている。チームがふらつくようなことがあったら、精神的にも引き締めてほしい」と期待。川澄は「（なでしこへの）厳しいコメントを色々なところで見るが、勝たなくていいと思っている選手は誰もいない。気持ちをプレーに表すことが大事」と語った。

　川澄は国際親善試合・ガーナ戦（４月１日、トラスタ）、１９年フランスＷ杯予選を兼ねたアジア杯（４月６～２０日、ヨルダン）に臨むチームに合流するため、この後、長崎へ向かった。