ハリル氏、解任納得できず パリでの直撃取材に「真実を突き止める」27日に会見

スポーツ報知
ハリルホジッチ前監督

 日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が20日、フランスのパリで取材に応じた。濃紺のジャケット姿でサングラスを着用したハリル氏の声は弱々しく、解雇された怒りよりも、無念さを感じさせた。

 日本サッカー協会からは、選手との信頼関係が薄れたなどの理由で、6月14日開幕のロシアW杯を約2か月後に控えた4月7日に契約解除を通告されたが「とても悲しい。何が起きたのかまったく理解できない。真実を突き止める」と更迭理由をのみ込めない様子。ハリル氏は近日中に来日して27日は都内で会見を行う予定で「私をサポートしてくれたサポーターのみなさんには、きちんとメッセージをお伝えするつもりです」と感謝の気持ちも伝える意向だ。(小川由紀子通信員)

 【ハリル監督解任前後の動き】

 ▼3月23~27日 ベルギー遠征でマリ、ウクライナに1分け1敗。

 ▼4月7日 パリ市内のホテルで日本サッカー協会の田嶋幸三会長が選手とのコミュニケーション、信頼関係が薄れてきたなどの理由でハリル監督に解任を伝える。

 ▼同9日 田嶋会長が帰国し解任を発表。

 ▼10日 ハリル氏がフランス・リール市内の自宅で取材に応じ「何が起きたか分からない」「ウソ」「でっち上げだ」と怒りをあらわにする。

 ▼14日 クロアチア紙(電子版)のインタビューでハリル氏が「事後整理のため数日間、東京に行く。その後、自分の思いを話したい」と語る。

 ▼20日 27日に都内で会見を行うことが発表された。

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