西野監督、本田&香川の予備登録メンバー入り示唆も「正確な現状を把握した35人ではない」

スポーツ報知
記者の質問に答える日本代表・西野監督

 ロシアW杯予備登録メンバーの提出期限を迎えた14日、西野朗監督は予備登録メンバー35人を決め、FIFA(国際サッカー連盟)に提出する準備を整えた。この日午前に代表スタッフを集めて、都内のJFAハウスで会議を開いた。同日夜、同監督は報道陣に対応。けが人が多いことから「判断しにくい」、「決してパシッと全体が良いコンディションで、正確な現状を把握した中で決まった35人ではない」と23人(31日発表)に絞る上で、流動的な要素を含んだ選考となったことを明かした。日本サッカー協会はこの35人を非公表としている。

 同監督は実名こそ挙げなかったが、注目されるFW本田圭佑について「少しゲームから遠ざかっている選手」、負傷で実戦から遠ざかっていたMF香川真司を「今までかなりの長期けがを抱えてきて、今日戻って来た(帰国)選手」とたとえたようで、その上で「これから限られた時間の中で、どう本人のトップパフォーマンスを作っていけるかっていうところ。全体的な把握を正確にした上で選考をしていきたい」と予備登録に選出したことを示唆した。

 また、香川らの復帰組、試合から遠ざかっている選手について「プレーは間違いなく可能になってくる。当然それが動ける、蹴れるだけではない。ゲームのパフォーマンス、本人のパフォーマンスがトップになりえるか。ここ1か月で確認した中で最終的な選考になってきます」と今後も注視していく考え。メンバー23人発表当日となる5月31日には、コンディション把握のために練習試合を組む可能性も明かした。

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