秋田豊氏、日本代表・西野監督は「全然ダメですね」…その真意は「結果が出てない」

スポーツ報知
西野監督

 サッカー解説者のセルジオ越後氏(72)と元日本代表の秋田豊氏(47)が17日放送のニッポン放送「土田晃之日曜のへそ」(日曜・正午)に出演した。

 パーソナリティの土田晃之(45)から解任したハリルホジッチ前監督と現在の西野朗監督(63)ではどちらが日本に合っているか聞かれたセルジオ氏は、「スペインってこの間、代えたばっかりでそんなに騒いでないのに、なんで日本は2か月前に代わって騒いでいるのか」と話した。土田が「だってスペインですもん。W杯優勝しているし」と返すと、セルジオ氏は「結局、日本は選手じゃなくて監督に頼らなくてはいけないっていう目線。ということは選手が未熟っていうこと、レベルが低いっていうこと」と断じた。

 秋田氏は「でも海外にこれだけ出て行っていますから、そのことを考えれば、彼らのいいところをうまく引き出すような戦術を使えば、結構、フィットするんじゃないのかな」と指摘した。この言葉を受け土田が「その意味で西野さんはいかがですか」と問うと、秋田氏は「全然ダメですね」と言い切った。「ここまでですよ、ここまでは。ここまで良くないです。だって結果出てないんですもん」とした上で、「パラグアイ戦にたまたまサブメンバーを使ったらうまくいった。だけど、ここまで予選が終わってから、日本代表良かったねっていう試合はほとんどなかったと思う」と述べた。

 この意見にセルジオ氏は「今までみんな錯覚しているんじゃないですかね。アジアで勝っても当たり前で。レベル的には。そんな高いレベルじゃないの、世界的にアジアはね。練習試合ずっとやってますよね、チャレンジカップとか。だけど、大した相手来てないですよね。特にハリルになってから、ないんですよ。世界的なレベルのランク上とか。そういうのずっとやってて、それも6人交代の試合ってどれぐらいこの3年間にやったと思います? そうしたら、ちょっとランク上とか自分より強いところとやったら負けて当たり前なのよね。それでみんなビックリしているところにボクはビックリしているんですよね。強いところに日本は勝てると思ってた錯覚してたところに問題があるんじゃないか」と指摘していた。

 一方で秋田氏はパラグアイ戦での勝利に「2失点したってのはすごくネガティッブなんですけど、ちょっと攻撃の形とか、見えた部分はまだ良かったです。それまでほとんどなかったです」とし、パラグアイ戦で「良かった選手は使うべき」とし「乾選手、香川選手、山口螢、柴崎、昌子、植田」と本番で先発起用すべき選手を提言。その上で「3バックにしてね。じゃないと耐えきれない」と示した。さらに今回の大会に「割り切ってできるかどうか。それをやったのが岡田さんじゃないですか。南アフリカ大会でもう割り切って南アフリカ大会の時にやって、それがうまくいったわけじゃないですか」とし「だから試されるのは西野さんなんですよね」と監督の重要性を強調していた。

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