【仙台】奥埜、プロ7年目来季は「チームの中心に」

スポーツ報知
2日におこなわれた甲府とのシーズン最終戦で、サポーターをバックにプレーする仙台・奥埜(左)

 J1ベガルタ仙台のMF奥埜博亮(28)が20日までに取材に応じ、来季はチームの顔になることを宣言した。今季はシャドー(下がりめのFW)とボランチの2役をこなす大車輪の活躍。チームを支えた生え抜きは、早くも来季に向け、闘志を燃やしていた。(取材・構成、小林 泰斗)

 今季5位以内を目標にリーグ戦に臨んだが、12位に終わった。奥埜にとって、収穫と反省の多い2017年となった。

 「目標が達成ができず悔しいシーズンでした。最後の方でボランチをやって、試合展開や全体を見て、もっとゲームを読んでいく力をつけたい、改めてもっとサッカーを勉強しなきゃいけないなと思いました」

 開幕からはシャドーのポジションで先発。攻撃の一翼を担ってきたが、9月に入り、負傷離脱したMF富田晋伍主将(31)に代わり、9月16日のF東京戦からボランチに入った。キャプテンマークを託されたDF大岩一貴(28)は「セカンドボールも拾ってくれるし、センターバックとしては心強かった。奥埜のボランチはスーパーだった」とほめちぎった。

 リーグ戦31試合(先発は24)に出場し、4得点。10月29日のG大阪戦ではミドルシュートでJ1残留を決める同点ゴールも決めた。幅広いプレーを見せつけた背番号7は早くも来季を見据えている。

 「個人としてはまだどこのポジションになるかわからないけど、キャンプから良い準備をして開幕のピッチに立ち、チームの中心としてやっていけるように頑張りたい」

 プロ7年目のシーズンへ、クールな男の秘めた闘志をのぞかせた。

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