【横浜M】柏戦へ天野「チャンスある」柏GK中村は直接FKからJ1最多4失点

スポーツ報知
ミニゲームでボールを奪い合う横浜Mの天野(左)と遠藤

◆天皇杯全日本サッカー選手権 ▽準決勝 横浜M―柏(23日・等々力競技場)

 柏の代表勢封じに自信あり!横浜Mは20日、23日に行われる天皇杯準決勝・柏戦に向け、横浜市内で調整した。エリク・モンバエルツ監督(62)は「ここまで最善の準備をしてきた」と自信を見せた。

 柏の日本代表GK中村航輔(22)は9日の東アジアE―1選手権北朝鮮戦(1〇0)で代表デビュー。Jリーグベストイレブンに輝いた実力を発揮し、好セーブを連発して完封勝利に貢献した。

 だが、そんな次世代の日本代表守護神も完璧ではない。中村は今季のJ1で生まれた直接FK23ゴール中、4ゴールを許しており、16日の韓国戦(1●4)でも同様に失点。並外れた抜群の反射神経を誇るが、FKの対応や駆け引きは唯一の弱点とも言える。11月29日の仙台戦で鮮やかなFK弾を決めたばかりのMF天野純(26)は「自分が自信を持って蹴ることができれば入る。チャンスありますね」とうなずいた。

 また、この日の主力組は天野を含む5人の左利きが並ぶ異例の布陣に。天野は「必然的に左サイドからの崩しが多くなる」と分析。柏の日本代表MFで、同選手権全試合に出場した伊東純也(24)は、右FWで先発した韓国戦で守備に追われ、持ち前の縦への推進力を発揮できず。韓国のように伊東のサイドから攻めることで、伊東の驚異のスピードにブレーキをかけることができる。

 「試合勘とか言ってられない。(今季限りで退任する)監督のためにも勝ちたい」と天野。4大会ぶりの決勝進出へ、自慢の左足をうならせ、相手のキーマンを封じ込む。(岡島 智哉)

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