【横浜M】左利き5人が柏戦先発!左サイドに“レフティースクエア”山中「感性合う」

スポーツ報知
練習で競り合う(左から)MF扇原、DF金井、DF中沢

 天皇杯準決勝2試合が23日、各地で行われる。4大会ぶりの決勝を目指し柏と対戦する横浜Mは22日、横浜市内で調整。主力組にはフィールド選手10人中、5人のレフティーが並んだ。

 ピカソやモーツァルトなど、天才肌・芸術肌が多いと言われる左利き。日本人の総人口に占める割合は10%未満と言われるが、エリク・モンバエルツ監督(62)は就任3年目で初めて“レフティー50%布陣”を組むことを決断したもようだ。

 昨オフに黄金の左足を持つと言われるMF中村俊輔(39)が退団したが、その系譜はチームに脈々と受け継がれている。横浜Mはリーグ戦で45得点を奪った。そのうち、アシストが記録されたのは30点。その約3分の2となる19点を左利きの選手がマークした。昨季10位から5位への躍進に、レフティー陣の活躍は必要不可欠だった。

 左サイドでは、中盤2選手(MF天野、扇原)とサイド2選手(DF山中、下平)で“レフティースクエア”が形成される。左足で攻撃のタクトを振るうMF扇原貴宏(26)は「いい距離感が保てる」と自信。連携からの裏抜けを狙う山中亮輔(24)も「左利きが多くて感性が合うイメージ。相手の嫌がることをやりたい」と意気込んだ。右から単騎突破を試みる快足レフティーMFマルティノス(26)も「早く試合がしたいね」と心を躍らせた。

(岡島 智哉)

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