【山形】リオ五輪GK櫛引獲得へ 今季、清水から岡山へレンタルも契約満了

スポーツ報知
昨年はリオ五輪代表に選出された櫛引

 J2モンテディオ山形が、リオデジャネイロ五輪U―23日本代表で、今季はJ2岡山でプレーしたGK櫛引政敏(24)の獲得に動いていることが28日、明らかになった。加入はほぼ確実と見られる。

 櫛引は、青森山田高時代に全国高校選手権で大会優秀選手に2年連続で選ばれるなど、期待のGKとして注目された。2011年にJ1清水へ新加入すると、13年にリーグ戦20試合、14年は自己最多の29試合に出場し、正GKの座に座った。

 16年にはJ1鹿島に期限付き移籍。同年のリオ五輪U―23日本代表に選出され、ナイジェリア戦に出場した。キャリアの中で、U―23までの各年代別の日本代表に選ばれている。17年は岡山へレンタルされたがリーグ戦6試合出場にとどまり、今月9日、保有権を持つ清水から契約満了が発表された。J1リーグ戦通算59試合出場、J2は6試合出場。反応の速さやセービング技術には定評がある。

 山形は、今季J2愛媛から移籍加入した児玉剛(30)が正GKを務めたが、2番手の富居大樹(28)が今月、J2湘南(来季J1復帰)への完全移籍が決定。GKが児玉と摂津颯登(21)の2人で、補強が急務となっていた。リオで日の丸を背負った守護神が、新天地の山形でかつての輝きを取り戻すか、注目される。

 ◆櫛引 政敏(くしびき・まさとし)1993年1月29日、青森市生まれ。24歳。小学1年時に千刈FCでサッカーを始め、6年時からGK。青森山田中では全国大会準優勝、青森山田高2年時も全国高校選手権準V。11年にJ1清水へ加入。16年にJ1鹿島へ期限付き移籍。リオ五輪U―23日本代表に選ばれ、1試合出場。秋にはA代表候補のGKトレーニング合宿にも呼ばれた。17年はJ2岡山へ期限付き移籍。186センチ、85キロ。利き足は右。

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