【横浜M】アジジ作戦?FWウーゴ一転、天皇杯決勝出場OK「100%さ」

スポーツ報知
FWウーゴ

 横浜Mは31日、横浜市内で天皇杯決勝・C大阪戦(1月1日・埼玉)に向けた最終調整を1時間行った。

 29日の練習で右ふくらはぎを痛め、30日のグラウンドでの練習を欠席したチーム得点王のFWウーゴ・ヴィエイラは、別メニュー調整後、紅白戦から全体練習に合流。「もう問題ないよ」と胸を張った。30日に「誰が欠けても、今のチームで良いパフォーマンスを出す。バルサでもメッシ抜きでプレーすることがありますね。私の考え方としては、100%の状態でないと試合では使えない」と話していたエリク・モンバエルツ監督の発言に応えるように、「100%さ。準備はできているよ」と語った。

 指揮官はこの日の全体練習後、ドクターやトレーナー陣と緊急の話し合いの場を持ち、ウーゴの状態を確認。“アジジ作戦”による情報戦ではない様子で「あすの朝、最終決定したい」と慎重な姿勢を見せた。一方で「先発か交代か分からないが、試合には出られるのではないか。最後まで力になってくれると信じている」とも語った。天皇杯得点ランクトップタイのポルトガル人FWの復帰は、4大会ぶりの頂点に向け大きな朗報となる。

 ◆アジジ作戦 1997年11月、日本とイランがW杯出場の座をかけてプレーオフで激突したフランスW杯第3代表決定戦(後の『ジョホールバルの歓喜』)において、イラン代表FWアジジが試合前日に日本の報道陣の前に車椅子で登場。だが試合当日に何食わぬ顔でスターティングメンバーとして出場し、ゴールを決めた。

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