【山形】筑波大・北川柊斗が決意表明「J1昇格に貢献したい」新加入選手会見

スポーツ報知
会見に出席した新加入の11選手(前列左から小林、三鬼、アルヴァロ・ロドリゲス、松本、中村。後列左からフェリペ・アウヴェス、櫛引、熊本、北川、坂井、射庭)

 J2モンテディオ山形は14日、山形・天童市内の体育館でキックオフイベントを開催、約2000人のサポーターが集まった。新加入選手会見では、まだ来日していないDFジャイロ・ロドリゲス(25)を除く11人の選手たちが意気込みを語った。新ユニホーム発表会見では、2014年以来となる青と白の縦縞ユニホームを披露。創設20周年を迎えた山形がJ1昇格に向けて、新たに動き出した。

 天皇杯で注目を集めた筑波大出身のFW北川柊斗(しゅうと、22)が山形をJ1昇格に導く。「山形から最初にオファーをもらった。目指していたプロになれてうれしい」と笑顔を見せた。大学4年時には天皇杯でJ1仙台を破るなど、16強入りに貢献。「ゴールで、J1昇格に貢献したい」とルーキーが下克上の再現を誓った。

 名前通りシュートで見せる。足元の技術が高く、ループやパワーシュートなど様々なボールを蹴り分ける。「僕には高さやスピードはない。だけど、シュートには、自信がある。名前も柊斗なので、注目してほしい」と笑いを誘いつつ、アピールに成功した。

 先輩の目標を超える。山形では木山隆之監督(45)、石川竜也コーチ(38)、FW瀬沼優司(27)が同大学出身。練習参加した際には先輩たちと会食した。「今の筑波大の様子を聞かれたり、(プロ生活に向けた)アドバイスをもらったり。先輩たちには、お世話になっています」。瀬沼は今季、15得点を目指すと宣言した。それに呼応するように北川は「瀬沼さんに負けないように自分も同じ15点を狙う」とライバル視。新入団会見から早くも、熱いポジション争いが見られた。(海老田 悦秀)

 ◆新加入選手の意気込みコメント

 GK櫛引政敏(24)「ロングキックが結構飛ぶので見てほしい。東北で生まれ育ったので、東北のファンと一緒に成長したい」

 GK射庭康太朗(22)「J1昇格に向けて練習から全力を出す」

 DF三鬼海(24)「ビルドアップなどつなぎの部分に自信がある。山形に早くなじみたい」

 DF松本怜大(27)「雪の量に驚いた。寒い地方でも熱くするプレーを見せたい」

 DF熊本雄太(22)「J1昇格に向けて全力で戦う」

 DF坂井達弥(27)「左足からのロングフィードに自信がある。J1目指して戦いたい」

 MFアルヴァロ・ロドリゲス(24)「ドリブルスキルとワンツーを見てほしい。日本のサッカーに慣れたい」

 MF小林成豪(24)「スピードの乗ったドリブルでアシストや得点したい」

 FWフェリペ・アウヴェス(27)「決定力が長所であり、チームワークで点を取っていきたい。20点取る」

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