【神戸】ポドルスキ、1・17にチーム合流「日本にとって大変な日だった」

スポーツ報知
阪神大震災の犠牲者に黙とうをささげたポドルスキ(左から5人目)ら神戸の選手たち(カメラ・金川 誉)

 神戸が阪神大震災からちょうど23年となる17日、神戸市内で始動した。股関節などを痛めて昨年12月23日の天皇杯準決勝・C大阪戦を欠場し、12月途中に帰国した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)も、この日までに来日して練習に参加。練習前には約350人のサポーターとともに、グラウンドで1分間の黙とうをささげた。

 練習前のミーティングでは、吉田孝行監督(40)が作成した震災時の様子などをまとめた約6分間の映像で、選手たちは当時を回顧。震災の起こった95年にスタートを切ったクラブと、神戸の町とのつながりを伝えた指揮官は「忘れてはいけない日でもありますし、先輩たちがどういう思いをして、どうやって立ち上がったか知らないといけないと思った」と語った。ポドルスキも「もちろん震災のことは知っている。日本にとって大変な日だった。こういう場に立ち会えるのは感慨深い」と神妙に話した。

 昨季終盤に負った負傷から回復し、さっそく約1時間半の練習をこなしたポドルスキは「個人的な目標は立てないが、神戸としてしっかりとした目標がある。アジアの舞台が目標だ」ときっぱり。リーグ3位以内、または天皇杯優勝で与えられるACL出場権を狙い、神戸をけん引することを誓った。(金川 誉)

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