【磐田】小川航、レギュラー奪って森保ジャパン入りだ

スポーツ報知
ボールを必死に追いかける小川航(左は中村)

 J1ジュビロ磐田FW小川航基(20)が18日、スタメン奪取&森保ジャパン入りを誓った。この日は磐田市内で約1時間半、実戦形式の練習を含めたフルメニューを消化。昨年5月のU―20W杯・パラグアイ戦で左膝前十字じん帯断裂などで全治6か月の大けがで離脱した世代のエース候補にとって、森保一監督(49)率いる東京五輪代表入りへ大事な一年が始まった。

 小川航は桐光学園高の先輩・MF中村俊輔(39)とペアを組み、入念にストレッチ。実戦形式の練習では全力でボールを追い、充実した表情を浮かべた。「普通にプレーできることが楽しい」。ボールを追えることにただ、幸せを感じていた。

 昨年5月、まさかの大けが。「U―20W杯で活躍して、磐田の勝利に貢献する。当初持っていたイメージが『ガクッ』と折れた」。同9月に磐田市内の練習場に戻り、MF山本康裕(28)と荒木大吾(23)のリハビリ組とメニューを黙々とこなしてきた。「3人で活躍したい」。いつしか絆が生まれていた。

 現在、森保ジャパンは中国でU―23アジア選手権の真っただ中。チームの後輩MF伊藤洋輝(18)が16日の北朝鮮戦(3〇1)で2アシストと活躍している。真価が問われる18年へ「磐田の新システムで先発に入る。活躍すれば絶対に代表へ呼ばれる」。背番号18は力強く答えた。(山田 豊)

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