【仙台】西村、定位置死守へ「全てのレベル上げる」

スポーツ報知
激しくボールを奪い合う西村(右)と阿部

 J1ベガルタ仙台は沖縄キャンプ7日目の21日、糸満市内のグラウンドで、9対9の実戦練習やセットプレーの確認を行い、22日に行われる今季初の対外試合に備えた。全体練習後、西村拓真(21)らFWの4選手が居残ってシュート練習を行った。昨年主にシャドー(下がりめのFW)で17試合に先発出場した西村は「何もかも、全てのレベルを上げていきたい」と定位置死守へ練習に励んだ。

 西村は瞳に闘志をやどらせ、黙々とシュート練習を行った。この日の実戦練習で強烈なシュートでゴールを決めた新加入の阿部拓馬(30)に刺激を受け、「(阿部選手はシュート、パス、ドリブル)全てのレベルが高い。自分も積み上げていきたい」と気合を入れた。「1年目、最低5点は取りたい」と抱負を語るルーキー・ジャーメイン良(22)もスピード感ある動きでシュートを打ち込んでいた。

 22日は社会人チームの海邦銀行と30分×3の試合が予定されている。渡辺晋監督(44)は「FWの組み合わせを考える段階ではまだないが、どれだけ動いていけるのかを見ていきたい」と話した。西村は昨季のリーグ戦、豊富な運動量で攻守で高い貢献を見せたが2得点と課題も残した。シャドーの位置にはFW勢だけでなくMF野津田岳人(23)、梁勇基(36)、奥埜博亮(28)らも加わってくる。昨季主にワントップでチーム一の10得点をあげたFW石原直樹(33)の適性も、もちろん高い。しれつなポジション争いを制し、さらに高いステージへ自身を引き上げる。(小林 泰斗)

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