【富山】新加入のMF新井、引退・衛藤から背番「10」継ぐ

スポーツ報知
背番号10のユニホームを着て笑顔を見せる富山・新井

 J3カターレ富山は21日、富山市内でキックオフパーティーを行い、今季の背番号を発表。J3相模原から完全移籍で新加入したMF新井瑞希(20)が、昨季限りで引退したMF衛藤裕氏(34)がつけていた「10」を受け継いだ。

 青いユニホームに袖を通した新井は、童顔を引き締めた。パーティーに出席した計約460人のサポーターたちから激励され「『10番なので期待している』という声を多く掛けてもらった。(J2に)昇格するなら、10番として10得点10アシストくらいの活躍はしないといけない」と意気込んだ。

 浦和ユースを経て、メキシコ・パチューカFW本田圭佑(31)が実質的に経営に携わるオーストリア3部SVホルンのトライアウトを受け、本田の目に留まり合格。2016年から約1年半プレーした。「フィジカルの強い外国人選手や、速いサッカーに慣れたことで、物おじしなくなった」と胸を張る。

 本田とはイタリア・ACミラン時代のオフに、一緒にトレーニングしたという。「言葉に重みがあって、人に言う分、自分もやるという人。常に全力。こういう選手になりたいと思った」。偉大な先輩の背中を追い、若き背番号10が設立10周年のカターレを目標のJ3優勝に導く。(竹内 竜也)

 ◆新井 瑞希(あらい・みずき)1997年4月14日、埼玉県生まれ。20歳。浦和ユースから、トライアウトを経てSVホルン(オーストリア)に入団。2016年から約1年半プレーし、昨季9月にJ3相模原入り。最終戦まで10試合連続先発するなど、レギュラーに定着した。J3通算11試合2得点。170センチ。64キロ。血液型O。

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