【磐田】俊輔、必勝祈願で誓った「ケガをしない」

スポーツ報知
必勝祈願で、宮司の祈とうを受ける名波監督(中央)ら磐田イレブン

 J1ジュビロ磐田が22日、浜松市の秋葉山本宮秋葉神社で必勝祈願を行った。MF中村俊輔(39)は雪が舞うなか、ケガなくシーズンを戦うことを誓った。21日終了の全日本卓球選手権では、磐田北小出身の伊藤美誠(17)=スターツ=が女子史上最年少3冠、水谷隼(28)=木下グループ=が男子ダブルスVと、磐田に縁のある選手が活躍。選手からは刺激を受けたとの声が相次いだ。

 雪のなか、ジュビロの全32選手とスタッフら約60人がそれぞれの思いを本殿へと向けた。全員が頭を下げ、名波浩監督(45)が玉串拝礼を行うなど、厳かな雰囲気のうち行われた儀式。俊輔は「去年は良かった。でも、足元をすくわれてはいけない。挑戦者としての気持ちを忘れてはいけない」。22季目のシーズンを前に、思いを新たにした。

 秋葉山本宮秋葉神社は「天狗の皿投げ」という願掛けがある。素焼きの3枚の皿に願いごとを書き、小さな的に向かって投げる。俊輔は「勝つ」と書いた皿を右手で“2ゴール”。俊輔は「“2安打”だな」とニヤリ。昨季の30試合5得点8アシストを上回る活躍を予感させた。

 磐田を盛り上げる。全日本卓球選手権で史上最年少の3冠を達成した伊藤美誠と男子ダブルス優勝の水谷隼は、いずれも磐田北小出身。特に水谷はリオ五輪前の16年5月8日の鹿島戦(1△1)の前にキックインも行っている。MF宮崎智彦(31)は「同じスポーツをしている人間として、磐田を盛り上げていけたら。まずは開幕・川崎戦(2・25、エコパ)へ勝ちにいく」と気合を入れた。

トップ5目指す 絵馬には名波浩監督(45)が「質実剛健」と記したほか、俊輔は「怪我をしない」と書いた。26日からは鹿児島キャンプへと向かう。目標のトップ5入りへ。着々と準備を進めていく。(山田 豊)

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