【清水】北川、静岡ダービー4連勝宣言「ジュビロがいてくれるのは原動力になる」

スポーツ報知
磐田へのリベンジを誓った北川(左)

 Jリーグの今季日程が24日、発表され、J1清水エスパルスとジュビロ磐田が公式戦で4度対戦することが決まった。静岡ダービーが年間4試合行われるのは08年以来10年ぶり。昨季、対磐田の公式戦3戦全敗を喫した清水イレブンは4連勝を宣言した。

 リベンジの舞台は4度も用意された。今季、磐田とはリーグで4月と10月、ルヴァン杯で3月と5月に対戦。下部組織出身のFW北川は「4回勝てばいい。注目度がある中でやれるのは幸せなこと。ジュビロがいてくれるのは原動力になる」と、伝統の一戦へ並々ならぬ決意を込めた。

 昨季は屈辱の一年だった。同一シーズンで対磐田全敗は14年ぶり。10月、ホームで0―3の完敗を喫した際、北川はピッチで涙した。「あれ以降、すべては2018年に磐田を倒すためと思ってきた。かける思いは誰にも負けない」。オフもほぼ無休でトレーニング。この日もキレのある動きを見せ、調整は順調だ。

 磐田は昨季、リーグ最少の30失点。「一人かわしても次がいるイメージ。簡単にシュートを打たせてもらえない」。自身は5月のルヴァン杯で1得点したが、堅い守備をどうこじ開けるか、これから策を練っていく。

 DF松原も思いは同じだ。同10月の対戦ではDF高橋との接触で激高し、一発退場。「去年より進化した自分を見せたい」。抜群の攻撃力が武器だが、今季は「常にバランスを取る」と守備意識も高いく昨季のような大量失点を繰り返すつもりはない。

 ロシアW杯開催のため、2月25日の開幕戦から5月中旬までにリーグ15試合を消化するハード日程が待つ。「中断までにいかに勝ち点を積めるか」と北川。3月から3か月連続で行われるダービーで、勢いに乗る。(武藤 瑞基)

サッカー

×