【仙台】永戸&古林、両ウィングバックの活躍で勝利

スポーツ報知
ゴールを決める仙台・永戸(中央)

 J1ベガルタ仙台は沖縄キャンプ最終日の29日、糸満市のグラウンドでJ1サガン鳥栖との練習試合を行った。前半1―1、後半2―1の計3―2のスコアで仙台が勝利した。左ウィングバック(WB)で出場したDF永戸勝也(23)が1得点1アシスト、右WBの古林将太(26)が1得点を挙げ、左右のWBが活躍を見せてチームを勝利に導いた。

 前半、1点を先制され迎えた25分、MF庄司悦大(28)が右サイドから放ったロングパスを左サイドで受けた永戸がドリブルで運んでキーパーの股下を抜くシュートで同点。「相手のミスも重なったが、ゴールにつながって良かった」と笑顔を見せた。

 後半21分には、永戸のフリーキックから古林がダイレクトで右足をあわせてゴールを決めた。「(永戸のキックを)ここに落としてくれると信じて走った。良い判断ができた。ひとつ形になってよかった」と喜んだ。今季5ゴール10アシストと目標を掲げ、キャンプの練習に励んでいる古林。この日も得意のクロスに加えゴールへの意識の高さも見せ、積極的にプレーに絡んでいった。仙台は同28分に同点を許したが、試合終了間際に、FW阿部拓馬(30)がゴールを決めて3―2で試合終了。

 今季初のJ1チームとの練習試合に勝利。鳥栖との試合後は、J3のFC琉球と45分×1で練習試合を行い3―0で快勝。沖縄キャンプを勝利で締めくくった。渡辺晋監督(44)は「沖縄キャンプではフィジカルをしっかりやりきれた。苦しい時に役に立つと思います。充実した2週間が送れました」と1次キャンプを振り返った。試合後、チームは2次キャンプが行われる宮崎県・延岡市へと向かった。

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