【水戸】J初!廃校再活用のクラブハウス竣工

スポーツ報知
水戸の廃校再活用のクラブハウス

 J2水戸がJリーグで初めてとなる廃校を活用したクラブハウスを28日にお披露目した。2015年に廃校となった七会中を改修した茨城・城里町七会町民センター(愛称・アツマーレ)の竣工式が行われ、水戸の沼田邦郎社長、Jリーグの村井満チェアマンらが出席した。

 水戸はこれまで河川敷のグラウンドを中心に活動していたため冠水被害にあうことも多かったが、新拠点には旧校庭にスプリンクラーを設置した天然芝グラウンドが完成。風呂、ロッカールーム、トレーニングマシンも完備されており、沼田社長は「廃校にはなりましたが、卒業生の思いを我々が受け継いでいきたいと思います」と話した。築19年で廃校となったため建物自体は新しく、内部は改装によって新築のような雰囲気に。公民館や町役場支所の機能も一体化され、地域住民の交流の拠点としても期待される。

 村井チェアマンは「J54クラブの中でもトップクラスの設備。このノウハウは他のクラブにも転用できる。ここに全クラブの社長を集めて社長会議を開きたいですね」と絶賛した。水戸は沖縄キャンプ終了後の2月中旬から使用開始予定。今季の躍進へ向け最大の“補強”となった。

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