【札幌】小野伸二、ボランチで存在感「楽しめるように」1次キャンプ最終戦快勝

スポーツ報知
札幌・小野は安定したプレーを見せた

◆練習試合 札幌8―3琉球=45分×4本=(30日、沖縄・金武町陸上競技場)

 J1北海道コンサドーレ札幌は30日、沖縄・金武町での1次キャンプ総仕上げとして、J3琉球と練習試合(45分×4本)を行い、トータル8―3で勝利した。1本目にフル出場した元日本代表MF小野伸二(38)は、安定したプレーを披露。中盤の底から好パスなどで存在感を発揮した。チームは31日に沖縄キャンプを打ち上げ、帰道。2次キャンプのため、2月3日に米ハワイへ向かう。

 沖縄キャンプ総仕上げとなった琉球戦。小野は、両足から放たれる正確なパスでチームにリズムをもたらしただけではなく、守備でもスライディングで体を張るなど、存在感を発揮した。予定通りフル出場を果たした1本目は1―0。「コンディションはまだまだだね」と満足はしなかったものの、「(1次キャンプは)あっという間だった。いいトレーニングができているので、質を高めていければ」と総括した。

 今キャンプでは途中、腰痛のために別メニューで調整する時期もあったが、「腰は大丈夫」と小野。2月3日からの米ハワイキャンプ、さらに続く熊本キャンプへ向け、「どんどんコンディションを上げて、90分できる体を作りたい」と燃えた。

 今季、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)が就任。「考えるサッカー。みんなが、ただ動けばいいものではない。一つのボールを11人が(イメージを)共有してゴールに運ばないといけない」と刺激を受けつつ、課題も挙げた。

 9月に39歳となる小野。「楽しい中に苦しさもある。楽しめるようにしていきたいね。勝ち点3を積み上げられるように頑張っていく」と意気込んだ。(古川 浩司)

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