【磐田】元明大主将トリオの山田、小川大、三浦がレギュラー奪取目指す

スポーツ報知
明大時代に主将を務めた磐田の(左から)三浦、小川大、山田

 J1ジュビロ磐田の明大主将トリオが1日、鹿児島キャンプでスタメン奪取を誓った。MF山田大記(29)は10年度、DF小川大貴(26)は13年度、GK三浦龍輝(25)は14年度に明大で主将。昨季は3人ともレギュラーをつかめず、不完全燃焼だった。この日までに日本代表DF長友佑都(31)の、トルコ1部の名門・ガラタサライ移籍が決定。明大の先輩の決断にも刺激を受け、練習試合からアピールしていく。

 4―5―1の戦術練習。山田はボランチに入り、パスを供給した。小川大は右サイドバックで激しい上下動。三浦は、“2人の先輩”の最後方でゴールを守った。山田は10年度、小川大は13年度、三浦は14年度の明大主将。三浦は「3人同じチームでやれるのは縁」。昨季、先発未定着の3人は今、勝負の真っ最中だ。

 山田は昨夏にドイツ・2部カールスルーエから復帰も、左腓腹筋肉離れなどで離脱し、本領発揮できず。「昨年はスタメンが固まっていて、ピッチ内外で気負ってしまった」。1月31日の練習試合・東海大熊本戦で今季初ゴール。2日の同・鹿屋体大戦では本職の2列目ではなくボランチ出場が濃厚。複数ポジションをこなせることもアピールする。

 小川大も昨季先発は12戦。DFギレルメ加入など競争相手は増えたが、「いい刺激になる」。三浦も昨季は天皇杯でビッグセーブを連発したことなどが評価され、7月29日の川崎戦以降、リーグ戦全戦ベンチ入り。カミンスキー(27)から正GKを奪い「3人で同じピッチに立つのは一つの目標」。10月25日の天皇杯準々決勝・横浜M戦(0●1)以来3人同時出場へ鍛錬する。

 この日までに、明大の先輩・長友のガラタサライ移籍が決定。山田は「長友さんは大学時代に人柄、姿勢、競技への向き合い方が素晴らしかった。インテルで出られなくても腐らずやっていたはず」と決断から刺激。薩摩で明治魂を燃やす。(山田 豊)

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