【清水】飯田、野洲高先輩・楠神と共闘「やりやすいです」

スポーツ報知
右サイドで突破を図る飯田(左)

 J1清水エスパルスは2日にJ3鹿児島と今キャンプ初実戦の練習試合(ふれあいスポーツランド、45分×2本)を行う。右サイドバックで先発濃厚となったDF飯田貴敬(23)が1日、開幕初スタメンをたぐり寄せるアシスト量産を誓った。

 甘いマスクで女性サポの人気も集める2年目DFが、評価を上げている。この日の戦術練習は主力組でプレー。長谷川にピンポイントクロスを送るなど2点にからみ、周囲から「ナイス飯田!」と声が飛んだ。「あの形が増やしていければ」と自信を深めた。

 左MFに入った楠神とは共に滋賀・野洲高出身。全国選手権を制覇した7歳上の先輩を「レジェンド。あの優勝を見て野洲に行きたいと思った」と心から尊敬している。「普通なら『ここで股抜きはないな』って思う所を通したり“野洲の感覚”がある。やりやすいです」とニヤリ。高い技術で見るものを魅了する「セクシーフットボール」が代名詞の母校で培ったイズムを、プロでも体現していく。

 専大から入団した昨季、リーグ出場は1試合。左かかと手術で長期離脱も経験した。「自分の理想から1年出遅れてしまった。挽回しないと」。クロスだけでなく、時に自らシュートまで持ち込めるのが強みだ。「確率が半々の状況ならシュートを選ぶ。最悪でもアシスト、最高でゴールを目指していきたい」。右サイドから“セクシー革命”を起こす。(武藤 瑞基)

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