【仙台】渡辺監督、チームに“気合”注入「スイッチを入れろ!」

スポーツ報知
真剣な表情で選手に声をかける渡辺監督(左)と板倉

 雨の降るピッチに、J1ベガルタ仙台の渡辺晋監督(44)の声が響き渡った。「(気持ちの)スイッチを入れろ! (2月25日・開幕戦相手の)柏は、開幕戦前にACLで3試合やってくる。練習が始まって28分。気持ちを入れないと立ち上がりにやられるぞ」とイレブンを鼓舞した。

 延岡キャンプ3日目の1日、チームはミニゲームやセットプレーの確認など約1時間半、汗を流した。この日は、沖縄での1次キャンプを合わせて18日目となるだけに「長いキャンプで、どうしても中だるみしてしまう時期がある。メリハリをもってやれるよう、雰囲気を作りました」と指揮官は“気合”を入れた意図を説明。ウォーミングアップを25分行った後のボール回しというタイミングについては「試合ならロッカールームを出て、やるぞと気持ちが入っている時間(帯)。90分の中でも、隙を見せて失点してしまったら、もったいない」と話した。

 DF平岡康裕(31)は「この前の試合(1月29日の鳥栖戦、3○2=45分×2本)は(開始後の)入りが悪く、先制を許した。失点しているので、明日は立ち上がりを大事に。(監督のしった激励も)試合の入りにつながっている。意識していきたい」と気を引き締めた。

 仙台は今日2日、中3日でJFLヴェルスパ大分との練習試合を行う。今季のJリーグは、6月14日から7月15日までのロシアW杯の関係で、約2か月の中断期間がある。仙台は、3月31日の長崎戦から5月20日の鹿島戦まで15試合を戦う過密日程となった。「中3日で練習試合をするのは日程のイメージもある」と渡辺監督。キャンプの折り返しである3度目の練習試合で、イレブンの立ち上がりに注視する。(小林 泰斗)

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