【磐田】DF藤田、西郷どん&黒田魂で定位置つかむ

スポーツ報知
「耐雪梅花麗 名波ジュビロ」の横断幕の下、練習に励む藤田(右から3人目)

 DF藤田義明(35)が3日、西郷どん&黒田魂でレギュラーの座をつかむ。

 鹿児島キャンプ9日目のこの日、鴨池補助競技場には「耐雪梅花麗 名波ジュビロ」という横断幕が掲げられた。「雪に耐えて梅花(ばいか)麗(うるわ)し」とは、苦しまずして栄光なしとの意味。NHK大河ドラマ「西郷どん」の主人公・西郷隆盛が詠んだ漢詩の一節で、元プロ野球・広島の黒田博樹さん(42)の座右の銘でもある。

 藤田は昨季、開幕戦出場も5月の練習試合で右膝じん帯を痛め、離脱。その後、波に乗れずわずか5試合出場に終わった。雪辱を期す今季、ここ2戦の練習試合では完封に貢献。「今は危機感をもってやっている。横断幕の『耐雪梅花麗』?そうなればいい」と決意を新たにした。

 チームは4日、J2町田と対戦する。今年初めてプロと戦う。MF宮崎智彦(31)は「開幕を見据えてやらないといけない相手。今のチームは前への推進力を求められている」。現在、新外国人DFギレルメ(29)と左サイドバック争い中。天気予報では週明けから鹿児島市内に雪が降る可能性もあるが「雪にも耐えていかないといけない」と気合。開幕スタメンという花を咲かせるため、今はじっくりと力を磨く。(山田 豊)

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