【仙台】GKシュミット、26歳誕生日に宣言「代表絡む」

スポーツ報知
両足の幅の広さを矯正する器具をつけてボールに飛びつく

 J1ベガルタ仙台の延岡キャンプ5日目の3日、26歳の誕生日を迎えたGKシュミット・ダニエルが「日本代表に絡んでいきたい」と野望を口にした。

 196センチの長身キーパーがはじいたボールが晴天のピッチに舞い上がった。今季新潟から新加入したGK川浪吾郎(26)とともに約2時間の練習に励んだ。パンチングを「ボールを高く、遠く、最低限高く上げれば、次の行動への時間がとれる」と説明。チューブを腕で引っ張りながらのパンチング練習も行い、力が伝わるフォームを体に染み込ませた。

 視力強化にも取り組んだ。昨年導入されたレンズが点滅し視界をさえぎる「ビジョナップ」という特殊なメガネをかけ、ランダムに弾む、表面がデコボコしたボールを使い、動体視力と反射神経を鍛えた。石野智顕GKコーチ(41)は「一瞬の判断力を鍛えたい」と期待した。さらに歩幅が大きくなる癖を矯正するチューブを足につけ、セーブ練習。シュミットは「コンディションは良くなっている」と手応えを口にした。

 昨季はけがもあり、リーグ戦は20試合出場にとどまった。GK関憲太郎(31)や川浪との正位置争いもある。正GK、そして目標の日本代表へ。強い体とプレーで充実の年にする。(小林 泰斗)

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