【鹿島】俺を使え!優磨、全てヘッドで3戦4発猛アピール 昨季6得点も先発6戦のみ

スポーツ報知
ドリブルを仕掛ける鈴木

◆練習試合 鹿島6(1―0、3―1、2―0)1盛岡(7日・鹿島クラブハウス=45分×2、30分×1)

 鹿島が7日、1週間後に迫ったACL1次リーグ初戦・上海申花戦(14日・カシマ)前の最後の対外試合を行い、J3盛岡に6―1で快勝した。FW鈴木優磨(21)が華麗なヘッドで先制点をマーク。スタメン奪取へ猛アピールを続けている。

 1本目の13分、左サイドから上がったクロスを体勢を崩しながらも右側頭部で豪快にジャストミート。「良いボールが来ることは分かっていたので」とドヤ顔で振り返った。対外試合出場3試合で4得点の大暴れ。いずれもクロス性のボールを頭でぶち抜いた形だ。

 昨季はリーグ戦26試合6得点も、先発出場はわずか6試合。「(優勝は)去年ベンチだった選手の台頭にかかっている。自分が2ケタ得点取らないと今年も優勝はない」と言い切る21歳の鼻息は、すでに荒い。

 FW金崎夢生(28)が体調不良で欠場し、ACL初戦を万全の状態で迎えられるかは不透明。鈴木にかかる期待は大きい。昨季のホームで行われたACL4試合で4得点を奪った実績もある。「一生懸命走って、一生懸命(ボールに)突っ込んで、アピールするだけ」。出番に飢える点取り屋の闘志はメラメラと燃えている。(岡島 智哉)

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