【甲府】山本主将、キャンプ最終日にチーム全員“共闘”説く

スポーツ報知
雨の中でキャンプ最後の練習を行った山本英臣(中央)ら甲府の選手たち

 J2ヴァンフォーレ甲府は10日、宮崎・綾町での13日間にわたる2次合宿を打ち上げた。静岡市での1次と合わせ24日間行ったキャンプはこれで終了となった。大宮との開幕戦(25日・NACK)まで約2週間となったが、10年連続で主将を務めるDF山本英臣(37)はチーム全員が“共闘”する重要性を説いた。

 最終日はあいにくの雨模様となったが、選手たちは気合のこもった表情でボールを追った。チームをけん引する山本は「自分たちのやろうとしているものがだいぶ出せるようになった。戦い方はだいぶ浸透したと思う」と手応えを語った。

 一方、クラブにとって6年ぶりのJ2での戦いに向け、手綱を締めることも忘れなかった。「新卒の選手とかは、すごくいいものを持っているけど、それが出せなかったりしていると思う。新しく入ったから(しょうがない)と思うのではなく、一人一人が重要な戦力ということを自覚しないと」とゲキを飛ばした。

 今季はリーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯を合わせると少なくとも49試合を戦う。だからこそ「チーム全員で乗り切ろうという気持ちがないと難しいシーズンになる。もう少し詰めなければいけないところはある」と背番号4。厳しい戦いに向け、さらにチーム力に磨きをかける。(三須 慶太)

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