【札幌】宮沢“二刀流”で優勝へ導く ボランチ&DF「自分にプラス」

スポーツ報知
パスを出すMF宮沢(右)

 【ホノルル(米ハワイ州)9日(日本時間10日)=砂田秀人】J1北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(28)が、複数ポジションで中核を担う。キャンプ中の札幌は10日(同11日)にパシフィック・リム杯決勝のMLSバンクーバー戦に臨む。ボランチで途中出場が予定される宮沢は、今キャンプで3バックの中央もテスト中。2ポジションでの起用が見込まれる今季へ「どの位置も出来た方が自分にはプラス。両方の役割を理解しながらやりたい」と“二刀流”へ意欲を見せた。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)に代わった今季。攻撃姿勢を打ち出す指揮官の下、昨季まで務めたボランチでも意識を微妙に変えている。「後ろからボールを引き出さないといけないし、前のサポートも早い予測をしないといけない。常に頭を働かせることが必要」。ボールも人も動くスタイルの中、バランスを取る役割に神経を集中させている。

 DFでも「後ろはGKしかいない。チャレンジするところとしないところを考えないと」と口にした。五感を研ぎ澄ませ、ピッチで躍動する。

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