【川崎】大久保復帰弾! 10年ぶりJ1王者敗退の“不覚”も途中出場で決めた

スポーツ報知
後半47分、ゴールを決めた川崎・大久保

◆富士ゼロックス・スーパー杯2018 C大阪3-2川崎(10日、埼玉スタジアム2002)

 天皇杯を制したC大阪が、昨季のJリーグ王者・川崎を3―2で下し初優勝した。前半26分に主将のMF山口蛍(27)が先制ゴールを挙げると、MF清武、新加入のFW高木が続いた。リーグ戦を含めて今季最大“7冠”の可能性があるチームは、まず1冠目を獲得した。川崎は後半ロスタイム、F東京から2季ぶりに復帰したFW大久保が2点目を決めたが、王者の意地を見せることはできなかった。

 1―3で迎えた後半ロスタイム2分だった。MF長谷川が左サイドでボールを奪い返すと、中央にグラウンダーのクロス。右足でプッシュしたのは2年ぶりに川崎に復帰したFW大久保だった。「最初はマイナスでもらおうとしたんだけど、DFがついてきたので」。足を止めずにゴールエリアに飛び込んだ。2年前の背番号13ではなく4を背負い、今季初戦で復帰1号。「個人的には大きいです」とうなずいた。

 オフには母校・国見高の裏にある片道約5キロのたぬき山を走るトレーニングを敢行。旅行で訪れたハワイでも1時間の走り込みで体を作った。だが、「気づいたら迷子になって、1時間半くらい走ってた」。J1王者が敗れるのは10年ぶりだが、後半開始から出場したエースの“ただいま弾”は13日に開幕するACL(上海上港戦)にはプラス材料だ。

 「負けて正直悔しいけど、下を向いてもしようがない」とMF中村。昨季J1王者はこの敗戦を糧にJ連覇へ向かう。

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