【山形】PKはフェリペに任せろ!プロ人生で失敗なし

スポーツ報知
汰木と抱き合うフェリペ(右)

◇練習試合 山形1(1―0、0―0、0―1)1沼津 45分×3本(11日、静岡・御前崎ネクスタフィールド)

 J2モンテディオ山形は1次キャンプ最終日の11日、静岡・御前崎市内でJ3沼津と練習試合(45分×3本)を行い、計1―1で引き分けた。今季、ブラジル3部トンベンセから加入したFWフェリペ・アウベス(27)がPKを決め、先制。プロキャリアで任されたPKは全て決めたという背番号9が、初めての日本で得点を量産する。

 沼津との練習試合1本目31分。DF山田拓巳(28)がゴール前で倒されると、山形がPKを獲得。判定後、フェリペはすぐにキッカーを志願した。プロ入り後、州選手権など、練習試合を含めて、蹴ったPK8本を全て成功させていた自信からだった。「向かい風が強かったので、強く蹴った」。瞬間最大風速21・7メートルの強い風をものともせず、ゴール左隅に突き刺した。「プロになってから、PKを失敗したことがない。別メニューでPKやFKを蹴って、準備してきた」というブラジル人FWは、しっかりと“仕事”を遂行した。

 チームは試合後、千葉・市原に向けて移動。13日から2次キャンプがスタートする。「監督のやりたいサッカーを理解できてきた。開幕までに戦術の精度を高めていきたい」とフェリペ。昨季、山形の、リーグ戦での得点は45で、22クラブ中17番目と決定力に悩んだ。寡黙なPK職人が難題を解決する。(海老田 悦秀)

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