【甲府】吉田監督、清水戦で「メンバーのおおよそが決まると思う」

スポーツ報知
開幕前の最後の練習試合に向け調整する金園(中央)ら甲府の選手たち

 J2ヴァンフォーレ甲府は17日、J1清水と練習試合(非公開)で対戦する。リーグ開幕の大宮戦(25日・NACK)前の、最後の実戦となるが、チームは16日に中央市内で調整。吉田達磨監督(43)は「最初(開幕)のメンバーのおおよそが決まると思う」と“最終試験”となることを予告。激しい定位置争いを繰り広げるFW金園英学(29)は猛アピールを誓った。守備陣では、堅守の担い手となりそうな、ルーキーのDF今津佑太(22)に注目だ。

 チームは緊張感が高まってきた。開幕前ラスト実戦は、メンバーはもちろん、スコアや得点者も明かされない形となる。リーグ戦での対戦はない相手だが、今季初のJ1チームとの対戦だけに貴重な機会となる。

 練習を終えた吉田監督は「どれくらいチームが整っているか。自分たちがやりたいことをJ1チーム相手にどれくらいできるのかを見たい」と位置づけを語った。さらに、清水戦を見て「最初(開幕)のメンバーのおおよそが決まると思う」。リーグ開幕・大宮戦のメンバーを決める“最終試験”になることを予告した。

 それは選手たちも十分に分かっている。最前線の定位置を争うFW金園は、練習試合ではPKの得点のみで流れの中からゴールを奪えていない。「責任を感じている」と話すが、ここで結果を残せば開幕スタメンへの大きなアピールにもなる。「横一線というか、誰が出てもおかしくない状況だと思う。そこ(定位置)をたぐり寄せるためにもしっかり結果を出して、気持ちよく迎えたい」と誓った。

 指揮官は最前線の争いについて「ゾノ(金園)も、ジネイも、バホスも、太田(修介)も、調子がいい」と頭を悩ませつつ「(ポジションは)競争の中で勝ち取らなければいけない」と語った。ここまでの練習試合では5勝1引き分けと無敗。J1チームも撃破し、自信を深める。(三須 慶太)

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