【ACL】柏、クリスティアーノ先制弾もホームで痛恨ドロー

スポーツ報知
後半7分、ゴールを決める柏・クリスティアーノ(左)

◆アジア・チャンピオンズリーグ第2節 ▽1次リーグ・E組 柏1―1天津権健(20日・日立柏サッカー場)

 昨季Jリーグ4位の柏はホームで初出場の天津権健(中国)と1―1で引き分けた。後半7分にFWクリスティアーノ(31)が先制弾を決めるも、同43分に同点に追い付かれた。川崎は敵地で12年ACL王者の蔚山現代(韓国)に1―2で敗れて2連敗。2点を先攻された後半40分に途中出場のDF登里享平(27)のクロスをFW知念慶(22)が頭で決めて1点を返したが、昨季J1王者が早くも崖っぷちに立たされた。

 前半26分だった。右クロスにゴールエリア手前で合わせようと飛び込んだ柏MF江坂の額に、相手DFの足が直撃し出血。約4分後、ホチキスの応急処置で復帰し奮闘したが、後半43分、元ブラジル代表FWパトに同点弾を許した。勝ち点3を目前で逃し、日本代表GK中村は「相手が素晴らしかった」と肩を落とした。

 後半7分、右クロスに反応したクリスティアーノの右足シュートで先制。前半にPKを失敗したミスを取り返す技あり弾だった。だが、追加点が奪えない。何度も好機をつくるも25本のシュートはゴールならず。天津権健はパトを筆頭にベルギー代表MFビツェル、ドイツ1部ケルンでFW大迫勇也とプレーしたFWモデストを擁する強敵。一瞬の隙を突かれ、下平隆宏監督(46)は「最後の精度が足りなかった。追加点を奪えていれば、ゲームを(勝利で)終わらせられていた」と唇をかんだ。

 敵地での全北現代(韓国)との第1戦は2点先行しながら、後半3失点で黒星を喫した。この日も最後に痛恨のドローを許したが「コンビネーション、ボールの絡め方は今季一番良かった。あとは決定力」と江坂。確かな手応えをつかみ、ここから巻き返す。(小又 風花)

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