【清水】松原、ウッチーと初マッチアップ!代表入りへ試金石

スポーツ報知
左足で強烈なシュートを放つ松原

 開幕戦まであと2日―。J1清水エスパルスは25日の今季初戦で昨季2位の鹿島と対戦(アイスタ)する。22日は三保で約2時間調整。左サイドバックで先発濃厚なDF松原后(21)は、元日本代表DF内田篤人(29)との初マッチアップに気合十分。サイドを制圧し、3年ぶりの開幕白星発進を呼び込むことを宣言した。

 ギラギラした目を、隠そうとはしなかった。鹿島・内田のJリーグ復帰戦。今季の開幕カードで最も注目を浴びると言ってもいい。松原は「期待してもらいたい。いい“やりあい”をしたいし、楽しみにしてます」と宣戦布告した。

 内田が代表でレギュラーを張っていた時期、自身は中・高校生。「テレビでずっと見てましたね。攻撃参加のタイミングがうまいし、守備でもやられてなかった」。当時、自身はFWだったが、華麗なプレーは目に焼き付いている。

 この日、チームはサイドを経由した攻撃を入念に確認。松原は鋭いクロスを送って攻撃陣と呼吸を合わせた。「しっかり守備をした上で前に飛び出して、チャンスメークしたい」。2トップには187センチのクリスランと180センチの北川が並ぶ可能性が高く、クロスの精度は重要なカギとなる。鹿島のACL映像はチェック済みで「(内田のマークを)外せる、やれる自信はある」と言い切った。

 昨年3月のホーム鹿島戦は2―0とリードしながら、残り16分で3点を奪われ、ひっくり返された。「鹿島には逆転の力がある。そこをしのがないと勝機はない、集中して守りきりたい」と同じ失敗を繰り返すつもりはない。

 常勝軍団を砕き、個人でも内田を上回れば代表入りへこれ以上ないアピールになる。「全部を力に変えたい」。サイドをぶっちぎり、元代表戦士へのスポットライトを自分に向けさせる。(武藤 瑞基)

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