【磐田】川又、川崎下してロシアW杯へ道を切りひらく

スポーツ報知
開幕戦へ向け、高くジャンプする川又

 J1ジュビロ磐田FW川又堅碁(28)が、川崎との開幕戦(25日・エコパ)を勝利に導き、ロシアW杯への道を切りひらく。昨年12月の東アジアE―1選手権で日本代表に復帰。2戦連続で決勝点に絡みバヒド・ハリルホジッチ監督(65)にアピールした。まずは3月の欧州遠征(マリ、ウクライナ戦)選出へ、開幕からゴールラッシュでアピールする。

 川又の目が光った。FWで出場した23日の紅白戦、後半。センターライン付近からのスルーパスに反応し、全速力でボールを追うも、飛び出してきた相手GKに阻まれた。だが、練習後「開幕戦勝利!」と笑顔で宣言。開幕戦会場でもあるエコパスタジアムを後にした。

 昨年12月に東アジアE―1選手権に選出された。2戦連続で決勝点に絡み、優勝を懸けた韓国戦(1●4)では惜しいヘディングシュートを放った。「E―1選手権は悪くなかった。まずは磐田で活躍する。そして代表に入る」と宣言。3月のハリルジャパンの欧州遠征召集が最初の関門となる。

 この日の紅白戦で名波浩監督(45)から細かく指示を受けた。名波監督は常々「代表の可能性がある選手は世界基準で指導する」と話す。MF中村俊輔(39)もキャンプから助言を繰り返す。磐田は98年仏大会以降、5大会連続でW杯戦士を輩出しているだけに周囲からの期待も大きい。

 平昌五輪で21日、スピードスケート女子団体追い抜き日本代表の金メダルに感動。「温泉に入りながら、団体追い抜きを約1時間見た。周りに人がいたから自重したけど、金の瞬間叫びそうになった」と刺激を受けた。川崎戦は昨年7月の敵地戦でゴール。エコパでも直近の横浜M戦(昨年10月)で2得点を挙げている。「状態はいい」と相性も体調も◎。ロシア行きをかけた戦いも幕を開ける。(山田 豊)

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