【山本昌邦チェック】F東京はもっと久保にボールを集めよ

スポーツ報知
後半から途中出場したF東京・久保

◆明治安田生命J1リーグ 第1節 F東京1―1浦和(24日・味スタ)

 F東京は浦和にボールを支配されながらも、守備が整備されていた。押し込まれても組織で対抗できていた。後半途中から久保が投入されたが、そこから攻撃のリズムが変わった。特に攻撃でスピードアップするときの判断が速く、テンポを上げることができていた。もっと久保にボールを集めて生かせるようになれば、攻撃に入った時の精度は高いだけに、面白い。今後さらにスピード感や、フィーリングなどが上がってくれば、もっと活躍できる。

 浦和は昨年のメンバーから阿部がスタメンから外れた。選手層が厚くなっているのを感じた。特に横浜Mから加入したMFマルティノスは前半は右、後半は左でクロスから度々チャンスを作るなど、フィット感を見せた。堀監督の理にかなった采配だったと思う。後は最後のアタッキングサード(ピッチを3分割した最前方)に入ったところの質を上げていけば、さらに良くなるだろう。(スポーツ報知評論家)

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