【山形】主力4人欠き3失点で大敗 崩壊守備陣の立て直し急務

スポーツ報知
敗戦後、サポーターにあいさつをするイレブン

◆明治安田生命J2リーグ第1節 水戸3―0山形(25日・ケーズデンキスタジアム)

 J2モンテディオ山形は、スタメンから主力選手4人を欠く危機的状況下で開幕・水戸戦(アウェー)を迎え、0―3で完敗した。FWの阪野豊史(27)、瀬沼優司(27)が体調不良の影響で後半から出場。加賀健一(34)はコンディション不良で欠場し、右股関節前方脱臼で全治6か月のジャイロロドリゲス(25)とともにCBコンビが消えた。

 序盤から水戸の激しい攻撃に、急造CBコンビの西村竜馬(24)と栗山直樹(27)は耐え切れなかった。相手の素早いプレスに翻弄された西村は、パスミスを犯してチャンスを潰した。前半2分のセットプレーでは栗山がマークを外され失点。同23分にはロングボールの競り合いに栗山が敗れ2点目を奪われた。木山隆之監督(46)は「前半で早い段階に失点し、落ち着かせる間もなく2点目を決められた」と悔やんだ。

 大敗にも前を向くしかない。先発CBのミスが目立ったが、指揮官は「人数的にも厳しいが、彼らを鍛え上げないといけない」と守備の矯正に努める。後半途中出場した瀬沼は「ファンに残念な思いをさせて申し訳ない。点を取るのが仕事、次は結果を出したい」と自らを鼓舞した。敵地に駆けつけた約1300人のサポーターの声援は届いている。次戦3月4日の敵地・大分戦に向けて、再起を図る。(海老田 悦秀)

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