【金沢】地元出身ルーキー毛利、J参入後初の開幕連勝導く

スポーツ報知
今季開幕戦の愛媛戦で柳下監督(右)が見守る中、プレーする毛利

 J2ツエーゲン金沢は2日、ホーム開幕戦となる4日の讃岐戦(午後2時、石川西部)に向け、2日連続で非公開練習を行った。大卒ルーキーのDF毛利駿也(22)=順大=は、開幕戦の2月25日アウェー・愛媛戦(2〇1)に途中出場でデビューし勝利に貢献。讃岐戦でも、チームをJ初開幕連勝に導く活躍に意欲を見せた。

 石川生まれ、富山育ちの毛利にとって、4日のホーム開幕戦は凱旋試合。富山・上市町から両親が観戦に訪れるという一戦へ「出るチャンスがあれば、前節よりいいパフォーマンスをしたい。勝つことが全てだと思うので、そこにつなげられれば」と、闘志をみなぎらせた。

 前節の開幕戦は、後半開始から左サイドバックで途中出場。プロ初出場を「緊張しましたけど、準備はしていたので、何とかゲームに溶け込めたかな」と振り返った。持ち味のスピードでサイドを駆け上がり、1―1の後半31分、FW佐藤洸一(31)へクロスを供給。佐藤が後ろへ流し、MF大橋尚志(21)の決勝ゴールにつながった。

 「僕のアシストではないけど、結果は出せたかなと思う。逆転にもつながったし、ある程度チャンスはつかめたのかな」と毛利。試合後には中学までを過ごした富山や、山梨学院高、順大の仲間や指導者から、デビュー戦勝利を祝福するLINEなどが十数件届いた。

 ただ、満足はしていない。「落ち着いてプレーできれば、いろんな選択肢が見える」。J2昇格後4季目で初の白星発進となった金沢は、讃岐戦で、J3参入の2014年以降初となる開幕連勝を目指す。毛利はゴールやアシストについて「欲はあるけどDFなので。まずは無失点」と、守備を重視。笑顔がトレードマークのルーキーが、勝ち点3でホームのサポーターを笑顔にする。(竹内 竜也)

 ◆毛利 駿也(もうり・しゅんや)1995年4月10日、石川県生まれ、富山・上市町育ち。22歳。上市中ではSQUARE富山でプレー。山梨学院高から、順大に進んだ。175センチ、70キロ。背番号16。趣味は将棋とカラオケ。好きなタイプは女優の新川優愛と比嘉愛未。血液型B。

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