【山形】今季初の勝ち点も2戦5失点

スポーツ報知
後半19分、技ありのFKを決めた中村駿

◆明治安田生命J2リーグ第2節 大分2―2山形(4日・大分銀行ドーム)

 モンテディオ山形は、アウェーで大分と2―2で引き分け、今季初の勝ち点を手にした。

 前半5分、新加入のFWフェリペアウベス(27)がJ初ゴールとなるPKを決めて先制。1―1の後半19分には、相手ゴール前右で得た直接FKをMF中村駿(24)が右足で決め、再びリードを奪った。しかし、3分後の同22分に同点被弾。木山隆之監督(46)は、「2回先手を取れた。勝ち点3を持ち帰りたかった」と悔しがった。

 短期間でチームは持ち直した。前節の水戸との開幕戦で0―3の完敗。主将のDF山田拓巳(28)は「メンタル的にもショックがあった」と振り返る。ただ、先発メンバーやシステムを変更して臨んだ一戦で「(自分たちを)見つめ直して入った」(中村駿)と、イレブンが90分間、運動量を落とさず走り続けた。

 指揮官が「開幕戦より前進した」と成長も口にした中、山田は「防げる失点だった。こういうゲームに勝っていかないと上にはいけない」と反省するように2試合で5失点と課題は残った。「勝ちきりたかった」と中村駿。悔しさと手応えを糧に、アウェー3連戦の最後となる次節・熊本戦で勝ち点3を目指す。(古川 浩司)

 

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