【金沢】ホーム初戦で連勝ならず…讃岐に完封負け

スポーツ報知
ホームの大歓声をバックに奮闘した清原(手前〈7〉)

◆明治安田生命J2リーグ第2節 金沢0―1讃岐(4日・石川県西部緑地公園陸上競技場)

 敗戦を告げるホイッスルが鳴ると、4804人が詰めかけ、チームカラーの赤に染まったスタンドの金沢サポーターからため息が漏れた。J2昇格から4季目で初の白星発進となった勢いに乗れず、ホームで今季初黒星。3年ぶりに金沢に復帰したMF清原翔平(30)は「(サポーターの)みんながホーム開幕を楽しみに待っていてくれたと思う。勝てなくて、僕たちも悔しい」と唇をかんだ。

 柳下正明監督(58)は、試合後の会見で「自滅です」と険しい表情。「練習してきた『ボールを出して、動いて』ということができていない」とし、「オレがもし観客なら、途中で帰っているかもしれない」と振り返った。

 昨季2戦2敗の“天敵”讃岐を相手に、なかなか決定機を作れなかった。後半36分から今季初出場のFW垣田裕暉(20)がシュート2本を放つなど猛攻も実らず。キャプテンマークを巻いた副主将のMF梅鉢貴秀(25)は「ハードワークという点でも、もの足りなかった。イージーなミスから相手に流れがいってしまった。もっとボールを動かせていれば、展開は変わっていたと思う」と、チーム全体として消極的になってしまったことを反省した。

 1週間後の11日の福岡戦もホーム。清原は「もっとチャレンジして(シュートの)成功率を高めたい。練習して、次は勝てるように準備する」と前を向いた。今度こそ、今季のチームスローガンの「SHINKA」(進化、深化など)をサポーターに披露する。(竹内 竜也)

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