【ACL】柏・伊藤、後半途中出場でV弾!

スポーツ報知
後半21分、傑志・カンセラ(右)をかわして先制ゴールを決める柏・伊東(カメラ・佐々木 清勝)

◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ ▽E組 柏1―0傑志(6日、日立柏スタジアム)

 昨季Jリーグ4位でE組の柏は、香港リーグ王者の傑志とホームで対戦。1―0で初勝利を挙げた。後半11分から出場した日本代表FW伊東純也(24)が決勝弾を決めた。1勝1分け1敗の勝ち点4とした。G組の天皇杯王者・C大阪は、敵地でタイリーグを制したブリラムに0―2で敗れた。1勝1分け1敗の勝ち点4。今季公式戦6戦目で初黒星となった。

 途中出場から10分後、FW伊東がネットを揺らした。「ここで(交代して)入る意味は絶対に点を取ること。勝たなきゃいけないと必死でやった」。後半21分、DF亀川が左敵陣深くからクロスを供給。ゴール前の伊東は右足で流し込むと、両手を広げて喜んだ。

 傑志が1次リーグ2試合で9失点したことやJリーグの過密スケジュールなどを考慮し、伊東、FWクリスティアーノら第2節・天津権健戦(中国、2月20日)から先発メンバーを5人変更して臨んだ。だが、前線の連係がかみ合わずスコアレスで折り返し。下平隆宏監督(46)は「なかなか勢いがなく、歯がゆい展開」と後半11分に伊東、同16分にクリスティアーノを投入。決勝弾はその5分後だった。

 全北現代(韓国)との初戦は2点リードしながら、後半に3失点し黒星。続く天津権健戦も終盤の失点でドロー。ようやく勝ち点3をつかみ取った。敵地で14日、再び対戦する傑志戦に向け伊東は「勝てれば勢いも自信もつく。優勝を目指しているので、次も絶対に勝つ」。視察に訪れた日本代表の手倉森誠コーチ(50)も「ここで(点を)取るのはちょっと“持っている”な。スピードの持ち味が出ていた」と評価したゴールは、ロシアW杯代表候補に負傷者が相次ぐ中で大きなアピールになった。(小又 風花)

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