【鹿島】貫禄白星で首位ターン 先発8人入れ替えも伏兵が存在感発揮

スポーツ報知

◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ ▽H組 シドニーFC0―2鹿島(7日、シドニーフットボールスタジアム)

 鹿島(昨季Jリーグ2位)は敵地でDF植田直通(23)のゴールなどで2―0でシドニーFC(同オーストラリア王者)を撃破。3戦を終えて2勝1分けとし、1次リーグ突破へ大きく前進した。

 総力戦で臨んだ鹿島が貫禄の白星を手にした。前半40分にMF土居が先制点を挙げ、後半42分にDF植田が頭で追加点。守っても危なげない試合運びで無失点に抑え、敵地で貴重な勝ち点3を奪った。

 3日のG大阪戦(1〇0)、10日の広島戦と合わせ8日で3試合の連戦。さらにシドニーへの移動は往復20時間を機内で過ごす。大岩剛監督(45)はミーティングで「所属選手全員に準備をしてもらう」と選手に訴え、総力戦で戦い抜く構えを示した。

 G大阪戦から先発8人を入れ替え。DF内田篤人ら主力に負傷者が多い中でDF昌子源、FW金崎夢生らを招集外としたが「試合に出たくてたまらない」と話していたDF犬飼、「いつか絶対にチャンスが来る」と息巻いていたFW金森ら伏兵が存在感を発揮。メンバーが変わっても、前後半の終了間際に得点を奪う試合巧者ぶりは変わらず。大岩監督は「いい試合ができた。出た全員を高く評価している」と満足げに語った。

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