【藤枝】初のホーム開幕戦勝利へ気合 大石篤人監督「いい準備ができた」

スポーツ報知
芝生の感触を確認しながら練習した藤枝の選手たち

 J3が9日に開幕した。ホームで長野(10日午後1時)との開幕戦を迎える藤枝MYFCは9日、試合会場の藤枝総合運動公園サッカー場でシュート練習など1時間の最終調整を行い、3季ぶりの開幕戦勝利を目指す。

 5季目のJ3で、藤枝MYFCが開幕戦のホーム開催は今回初めて。開幕戦は昨年敵地で0―5で鹿児島に、一昨年は0―1で琉球と、2年連続敗れている。大石篤人監督(41)は「いい準備ができた。攻守に躍動感があるサッカーで地元ファンに勝利を届けたい」と意欲を見せた。

 前日練習で試合会場を使用するのは、意外なことに過去にはなかった。芝生の深さなどを確認しながらパス回しやシュート練習を行い「藤枝市の協力に感謝したい。新しい選手が多く、事前練習できて良かった」と指揮官。試合後は円陣を組んで士気を高めた。

 先発が濃厚でJ3鳥取から新加入したGK杉本拓也(28)は「チーム戦術はほとんど理解できた」と、藤枝明誠高時代によく戦ったピッチでの地元初戦に闘志を燃やす。「鳥取時代に長野との相性はよくなかったが、知人も来るので勝ちたい」と無失点を誓った。

 長野とは通算5勝3敗で昨季は2連勝。相手の分析を入念に行い、特に中盤での展開力を警戒する。「プレッシャーをかけて相手の自由を奪い、ゴールに加速していく」と大石監督。今季スローガンに掲げる「一体感」のあるサッカーで、白星スタートを切る。(青島 正幸)

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